IoTとは?
IoT とはInternet of Thingsの略で、これまで単独で稼働していた様々なモノ(センサー機器、駆動装置、建物、家電、自動車、電子機器等)が、通信機器を通し、インターネット経由で相互に情報交換をする仕組みを指します。「アイオーティー」と呼ばれ、「Internet of Things」の略からもわかるように「モノのインターネット」という意味で使われています。これまで埋もれていた情報(様々なモノが生成している膨大な情報)をを収集して解析することができれば様々な問題が解決できます。これまで得られなかった情報をインターネットを介し、サーバ上で蓄積・処理・変換・分析する事により、これまで存在しなかった新たなサービスを産み出す事が可能になりました。近年、このIoTが急速に注目を浴び、市場の規模を拡大してきた背景には、センサーやラズベリーパイといったコントロールユニット・通信インフラ・クラウドサービスの低価格・高性能化が大きな追い風となっております。また、通信技術の省電力化・多様化も見逃せないポイントです。当社では、IoTの施策・開発に関わるコンサルティング・開発サービスを提供しております。「自社でIoTの技術を利用し新しいことを行いたい」・「そもそもうちの会社はIoTを使って何ができるかわからない!」など、IoTでお困りごとのあるお客様は是非お問い合わせください。
IoTを構成する要素
デバイス
IoTの対象となるデバイスはありとあらゆるデバイスが考えられます。工場に設置されている産業機器や建設機材・自動車・家電・住宅設備なども対象になります。また、センサーを上手く活用する事で機械や機器だけでなく、人間や動物・植物に対しても様々なデータを取得する事が出来るようになります。IoTが対象とするモノには、センサーや通信機能が組み合わせられていることが必要なのです。
各種センサー
センサーにはとても多くの種類があります。スマートフォンが内蔵しているような、モーションセンサー・地磁気センサー・気圧センサー・GPS・温度センサー・マイクなどをはじめ、カメラも撮影した画像や動画を分析することで多くの情報を与えてくれるセンサーです。モノとセンサーを組み合わせることは、IoTの基本条件であり、組合せ方によって、まったく新しいサービスを生み出す原動力ともなります。
通信ネットワーク
通信ネットワークが無ければ、せっかく取得したデータも単独で処理する事しかできず、従来の製品と何ら変わらないものになってしまいます。通信ネットワークを介し、クラウド環境をはじめとした外部世界にデータを送受信する事が重要な前提条件となります。近年では3G/4GやWI-FI・bluetoothといった従来の通信ネットワークに加え、より省電力でBluetooth等に比べると広範囲での通信を実現する無線通信技術「LPWA(LowPowerWideArea)」も注目を浴びています。「LoRa(LoRaWAN)」「NB-IoT」「SIGFOX」といった通信ネットワークに代表されるLPWAは従来の通信ネットワークに比べ大幅な省電力化を実現、ボタン電池で数年単位の動作を可能とします。但し、大容量のデータ転送には不向きでセンサーで取得する様な小データ量・高頻度でのデータ転送を得意とします。
アプリケーション
デバイスにセンサーと通信ネットワークを接続してもIoTにはなりません。
IoTではセンサー等から入手した膨大なデータや画像といった素材に対し分析や処理が必要となります。最終的に人が接する部分はこのアプリケーションであり、アプリケーション部分の出来映えがサービスの成否に大きく影響する事になります。
IoTではセンサー等から入手した膨大なデータや画像といった素材に対し分析や処理が必要となります。最終的に人が接する部分はこのアプリケーションであり、アプリケーション部分の出来映えがサービスの成否に大きく影響する事になります。
IoTで期待される業種
農業分野
ITとは遠い印象がある農業ですが、実はIoTにおいて大きく注目を浴びております。例えば、センサーで読み取った日射量や土壌の状況とインターネットから入手した気象用等を組合せ、水や肥料の量や与えるタイミング を計ります。日本の農業は高齢化が進み、担い手不足が問題視されております。IoTを農業に活用することにより、効率的な生産の実現と共にきつい作業から解放する事で若い層への農業離れの抑止が期待されております。
但し、高いコストや屋外での機器の耐久性・ITへの適用といったかだいも多く、今後の取組みが期待されます。
交通運輸
現在、最も注目を浴びているのが自動運転ではないでしょうか。日本をはじめとした自動車業界は電気自動車へのシフトと共にGoogleやAppleといった異業種からの参入など今後の成長分野として期待され、莫大な研究開発費が投入されております。日本でもトヨタが2020年を目標に高速道路で2020年代前半に一般道での自動運転の実現を目指しています。現段階ではGPSから収集される位置情報や、車間距離センサ、ドライバーモニタリングセンサ、ステアリングセンサ-、速度センサ-などの膨大なデータをインターネット経由で収集するコネクティド・カーが実用化され、クルマの走行支援や車両診断・渋滞情報・危険予知・保険サービスなどへの活用による新たな市場創造が期待されています。
工場
ドイツで端を発した「インダストリー4.0」は「第4次産業革命」を起こす取り組みとして2011年に発表されました。そのコンセプトは「スマートファクトリー」であり、「スマートファクトリー」ではインターネット技術を活用し、工場の設備・機器など生産に関わるモノをIoT化、データを収集・分析することはもとより、ワークと設備、部品と搬送装置などモノ同士がつながって協調して動くことで、生産性向上・品質向上・エネルギー効率の向上を実現。さらには生産拠点と企業間の相互反応性を極度に最適化していく事でコストの大幅な削減と共にネットワーク型のサプライチェーンを形成しようというものです。日本でも2017年3月に「コネクテッドインダストリーズ」という戦略を打ち出し、自動化の推進による人手不足の解消が期待されております。
スマートホーム
スマートホームとは家中の家電にコントロールユニットと通信モジュールが入り、クラウドもしくはスマートフォンを経由し、コントロール出来るようになる事を言います。スマートホームでは外部から家電をコントロールしたり、設定した時間に電気を消したり、スマホでコントロールできるというものです。また、人感センサーの活用で、人がいない場所の電気を自動で消すといったことも可能になってきました。最近ではAmaznのAlexaやGoogleのoogleHomeといったスマートスピーカーがスマートホームでの中核として注目を浴びています。
ヘルスケア
AppleWatchをはじめとしたウェアラブルデバイスはスポーツ分野での利用はだいぶみられる様になってきました。今後、ウェアラブルデバイスは医療・ヘルスケア分野での活用が期待されております。データの蓄積と共にカルテや処方箋などの医療情報と紐づけていく事で、情報共有がスムーズに行えるようになると共にこれまで難しかった予防医療への活用が期待されております。超高齢化を迎える日本において予防医療は社会保障費削減という観点からも重要なキーワードになると思われます。
MbaseのIoT開発サービス
- 当社ではIoT実現に向け下記の様なサービスメニューを取り揃えております。
- 組込み技術に精通したエンジニアによるサービス実現性の検討サポート
- IoT化の先にある実際のビジネス展開に向けたコンサルティング
- お客様のニーズに合わせた試作品作成サポート
- センサーデータを受け取る為のクラウド環境の構築
- 蓄積データのバックグラウンド処理システムの構築
- スマートフォンアプリやWeb上で稼働するアプリケーションの構築
- システムの運用サポート
Mbase IoT開発の強み
IoTはお客様のニーズ及び環境にマッチした「One To One」でのサービス構築が必須です。
当社ではIoTに精通したスタッフと共にPoCの制作も可能なパートナー企業との強固な連携関係により、お客様のニーズにマッチしたIoTサービス実現のお手伝いが可能です。
また、当社の強みである高品質なオフショア開発によりアプリケーション開発における大幅なコスト低減を実現します。
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また、当社の強みである高品質なオフショア開発によりアプリケーション開発における大幅なコスト低減を実現します。