GoogleはCloud Next ’23のイベントにおいて新しい環境API群(太陽光 Solar API、大気質 Air Quality API、花粉 Pollen API)が発表されました。
新たなAPIの登場によってGoogle Maps Platformでできることが拡大。GoogleMapsの新しい使い方が生まれそうです。
太陽光 Solar API
Solar APIはGoogle Earth の画像を利用して消費者向けに特定の建物の太陽光発電のポテンシャルを試算するProject Sunroof の基盤に基づいて構築されています。GoogleはAIを使用してこれらの機能を拡張し、一般に入手可能な LIDAR データや衛星由来の 3D モデルよりも高精度なデータを提供するそうです。
Solar APIは以下の目的に役に立つとされている
・太陽光発電システムをリモートで設計する
・太陽光発電所の評価にかかる時間を短縮
・設置場所の優先順位付け
・より正確な提案の作成
※電気料金や財務シミュレート等の機能もありますが、米国用に設定されている為、日本国内で利用する為には別途パラメータを設定する必要があるそうです。
※日本国内にも対応しておりますが、対応地域が限定されています。ソーラーAPI対応地域はこちら
Google Blogより
大気質 Air Quality API
Air Quality API は政府の監視ステーション、低コストのセンサー、気象データ、リアルタイムの交通情報など
複数のデータソースからの情報を組み合わせた信頼性の高い大気質データを提供。
このAPIを利用することでヒートマップで汚染を視覚化する機能や、汚染物質の詳細と推奨事項確認する事が出来ます。
Google Blogより
花粉 Pollen API
Pollen API は、世界中の最も一般的なアレルゲンに関する最新の花粉情報を提供します。
データの特徴としては世界 65 か国以上の 1×1 km2 グリッド上で花粉の季節性と日次量を計算するモデル
に基づいており、最大 5日間の予測が可能で、15種類の植物種に対応しています。
Pollen APIは局所的な花粉数データ、ヒートマップの視覚化、詳細な植物アレルゲン情報、
およびアレルギー患者が曝露を制限するための実用的なヒントを提供します。
GoogleBlogより
新しいAPI:Environment APIは従来の地図としての利便性を高める方向から、環境を重視したサービス仕様となっております。
これまでとは違った新しい利用者層が見込まれそうです。
データの特徴としては世界 65 か国以上の 1×1 km2 グリッド上で花粉の季節性と日次量を計算するモデル
に基づいており、最大 5日間の予測が可能で、15種類の植物種に対応しています。
Pollen APIは局所的な花粉数データ、ヒートマップの視覚化、詳細な植物アレルゲン情報、
およびアレルギー患者が曝露を制限するための実用的なヒントを提供します。
GoogleBlogより