ヨーロッパでもベトナムITリソースを活用
オーストリアでIT専門家不足が深刻化しているが、オーストリア連邦産業院(WKO)によると、人材不足は国内のみならず、EU域内でも生じているという。そのため、WKOはコソボ、セルビアから、ベトナム、インドまで、EU域外からの人材確保を強めようとしている。
しかし、EU域外からの確保は難航している。そうした人材は、資格や実務経験、ドイツ語能力などを基準とするオーストリアの労働許可書(国旗の色から俗称:赤・白・赤カード、以下、カード)を取得する必要があり、これが人材確保の障壁の1つになっているからだ。
WKO傘下のIT・コンサルタント業界団体のアルフレッド・ハール氏は、カード取得手続き簡素化のため、申請手続きの電子化プロフェッショを提案している。「IT業界での深刻な人手不足に対応するためには、EU域外からのIT専門家の労働許可の手続を簡素化する必要がある。また、『カード』の条件は一般的過ぎるので、ターゲットとしている人材に許可が下りやすいように基準を合わせなければならない」とハール氏は強調する…
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ソース:https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/08/a1f14675d8020f13.html