オフショア開発に関する情報を集めていると、よく分からない専門用語が出てきて内容が理解できないことがあります。オフショア開発を行うようになった日本企業が増えたとはいえ、まだまだ日本での知名度が低いのでわかりづらいことも多いものです。そこで今回は、オフショア開発コンシェルジュの立場から、オフショア開発でよく見かける専門用語についてまとめてみました。オフショア開発に関する知識がない方にも理解できるよう、分かりやすく説明していますので是非参考にお使い下さい。
オフショア開発専門用語1:オフショア開発
オフショア開発とは、主にWebシステム開発、スマートフォンのアプリ開発、ソーシャルゲーム開発などの業務を海外の事業者に外注することです。人件費の安い海外のシステム開発会社に依頼することで、開発コストのカットを目的に多くの日本企業が近年導入するようになっています。オフショア開発の主な依頼先の国としては、中国、インド、ベトナム、タイ、マレーシアなどがあります。新しいオフショア開発の依頼先として、インドネシア、ミャンマー、クロアチア、モンゴルといった国も挙がるようになってきました。
オフショア開発専門用語2:ブリッジSE
ブリッジSE(正式名称:ブリッジシステムエンジニア)とは、オフショア開発国で現地の開発チームと日本企業との間の橋渡しを務めるシステムエンジニアのことです。日本企業との交渉や調整、報告などのコミュニケーションスキルに長けている必要があり、日本語が堪能で、日本文化に精通している必要があります。現地開発チームの中心となる存在で、エンジニアとしてのスキルだけでなく、グループのマネージメント力も必要とされる役職で、ブリッジSEの技量がプロジェクト成功に大きな影響が与えると言われています。
オフショア開発専門用語4:ラボ契約・ラボ型開発
ラボ契約(ラボ型開発)とは、案件ごとの契約ではなく、一定期間(3ヶ月、半年、1年など)の最低作業量を設定し、複数の専属エンジニアに開発を依頼する契約形態のことです。一定期間決まったエンジニアで作業ができるので、システム開発の作業効率向、ノウハウの蓄積等が見込めるので、定期的にシステム開発の案件がある場合にオススメとなります。ラボ契約は、「ODC(オフショア開発センター)」と呼ばれることもあります。
オフショア開発専門用語5:カントリーリスク
オフショア開発におけるカントリーリスクとは、依頼した国の政治、経済、災害、国民性、人件費の高騰等が原因でのトラブルに関することです。オフショア開発を依頼する国それぞれにリスクと共にメリットも抱えているので、業務委託する際にはメリットとリスクのバランスを考えましょう。
「オフショア開発に関する専門用語集」まとめ
オフショア開発に関する専門用語集について以下の内容でお話してきました。
- オフショア開発専門用語1 オフショア開発
- オフショア開発専門用語2 ブリッジSE
- オフショア開発専門用語3 コミュニケーターとは
- オフショア開発専門用語4 ラボ契約、ラボ型開発
- オフショア開発専門用語5 カントリーリスク
今回お伝えしたオフショア開発に関する専門用語を理解し、オフショア開発に関する情報を集め、自社の開発計画に役立てて下さい!!