Google社より地図をカスタマイズする機能のベータ版についての発表がありました(リリース自体は来週以降の模様です)。
公開される5つの新しい機能はマップカスタマイズで、スタイルの変更や興味のある施設(POI)や密度をこれまで以上に簡単に設定できるようになります。
クラウド側で地図をカスタマイズ、スタイル変更及び管理機能
新しいGoogleMapsではGoogle Cloud Consoleを介してマップスタイルを作成および管理できるようになります。これによって
(1)カスタマイズの増加
(2)管理の容易さ
(3)テストと新機能の迅速な展開
が可能になります。
- これまではクライアント側のJSONを介して処理する場合、実行できるカスタマイズの量は、URLの文字数制限によって制限されていました。このクラウドベースのマップスタイル機能により、ほとんどのブラウザーでマップ上で実行できるカスタマイズの数が250を超える様になります。
- スタイルがクラウド側に置く事で、複数のアプリケーションにまたがった場合でも、マップスタイルの管理が非常に簡単になります。
- コーディングを行わないメンバーを含め、チームのより多くのメンバーがマップを更新できるようになります。新しいデザインが公開されると、ほぼリアルタイムですべてのプラットフォームとデバイスにわたって更新されため、デザインポリシーに沿ったカスタマーエクスペリエンスが保証されます。
Vector Maps機能
- 新たにベクターマップをJavaScript APIに導入します。
- WebGL技術を使用する事で、パンやズームなどの動きのある動作が滑らかで鮮明なマップタイルとなります。
- サービス提供者は、どのマーカーがベースマップ情報より優先され、抑制されるかを決定できるようになりました。 これによってマーカーの衝突や、近くのラベルや他の地図情報と競合する問題は対応できるようになります。
POI表示コントロール機能
- ビジネスPOIについて新たに5つのジャンルを定義されました:lodging, shopping, food & drink, car rental, and gas station。これらによってマップに表示されるビジネスのジャンルを決定できるようになります。
- POI密度コントローラを使用すると、マップに表示されるPOIの数をPOI種類ごとに調整できます。
詳しくは下記のGoogleブログの記事をご参考ください。
Introducing new Maps customization features from Google Maps Platform