2月中旬の時点では、今週はお客様とホーチミンに出張予定だったのですが、コロナウィルスの影響で先週頭の段階で中止になり、3月初旬に予定していたベトナム駐在の方と日本でのmtgも先方の社内要請により、4月以降に延期となりました。
全体的に突然の移動規制がかかる可能性も高くなっている為、双方の人的交流は延期など控えるところが殆どの様です。
様々なところで影響の出ている現状ですが、ベトナムの現地法人から現地の状況をまとめてみましたので参考にしてください。
■ベトナムへの入国の状況
▼在ベトナム日本国大使館からの通知抜粋。詳細はこちら
1.日本政府は,本年2月1日以降,新型コロナウイルス感染症対策の一環として,当面の間,一定の条件を満たす外国人の日本上陸を認めない措置を取っていますが,今般,その対象が拡大されたため,お知らせします。
2.2月27日以降は,特段の事情がない限り,以下のいずれかに該当する方の日本上陸は認められないため,御注意ください。
(1)日本上陸前の14日以内に,中国湖北省,中国浙江省,韓国大邱広域市又は韓国慶尚北道清道郡のいずれかに滞在した外国人
(2)中国湖北省又は浙江省で発行された中国旅券を所持する外国人
(3)本邦の港に入港する目的をもって航行している旅客船であって,同船舶内において新型コロナウイルス感染症の発生のおそれがあるものに乗船する外国人
3. なお,既にお知らせしたとおり,前述2(1)又は(2)のいずれかに該当し,日本上陸が認められない方からのビザ申請については,「ビザの原則的発給基準」に基づき,受理されません。ビザを申請・受理する方は,必ず,御自身で質問票を作成し,印刷した上で,当館窓口又は代理申請機関に提出してください(代筆は認められません。)
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日本でも韓国のニュースが大きく取り上げられておりますが、現時点でもソウルの直行便が予定通りに飛んでいます。
韓国人の入国制限の話は出ましたが、あくまでも’大邱’及び’慶尙道’に滞在、立ち寄った人のみが対象です。
上記の地方から訪越する場合には2週間隔離されると報道されています。
日本についてはまだ発動されておりません。
ただし、ハノイ市の議会では韓国のみならず日本まで広げて制限しようと議論されています。
現時点でホーチミンは韓国のみです。
■現地の状況
ベトナムは高温多湿な為、インフルエンザなどは日本ほど激しく流行する事はありませんでしたが、今回のコロナウィルスについては、かなり臆病になっているそうです。
実際、27日の時点でコロナウイルス感染の疑い例は92人と前日より61人増えており、拡大傾向にあるようです。
詳細はこちら
▼ホーチミンの状況:
・当社もそうですが、現地の企業活動は普通に行われております。
・但し、日本もそうですが、ホテル・タクシーの運転手さんの話はだいたい同じ回答で、来週から韓国からの制限をしようとすると経済的影響が大きく潰れるお店もでてくるのではと危惧していました。
▼ダナンの状況:
ダナンは韓国からの観光客が多く、現地のレストランやホテル・タクシーの運転手にヒアリングしてもらったところ、観光客が激減(8割ほど)しているそうです。
海辺にはたまに観光客が数名見かけますが、レストランはガラガラだそうです…
▼ハノイの状況(新聞情報):
日本人・韓国人が多くいる為、監視が厳しくなってきているようです。
特に濃厚接触の高いカラオケはこれから厳しく管理されるかと言われたそうです。
■在日のベトナム大使館情報
当社グループメンバーが大使館メンバーと会話し確認したところ、日本の感染者数も日々増えており、制限されるのは時間の問題だそうです…
現時点ではまだ正式な情報はありません。
■今後の動き(あくまで予想です)
来週には日本の感染者数をみて新たな動きがあるかもしれません。
ベトナム政府としては部分的に(地域を絞って)制限する話もあると思いますが、日本に住んでいるすべての人を対象にする事は無いと思われますが、何らかの移動制限がかけられる可能性はあります。
※日本もそうですが、経済的なダメージが大きすぎて判断がつかないそうです。
そういった状況を考えると、ベトナムへの出張等は当分難しいと思われます。
また、情報がまとまりましたら、発信していきたいと思います。